今からできる 髪の日焼け対策
2022.06.23 ゴワつく/ダメージ/パサつき・ツヤ・ひっかかり/ヘアケア/人気の記事
暑くなってくると気になるのが
紫外線 !!!
顔や体は気にしていても、
髪の毛のUVケアはしていなかった!というかたも
いるのではないでしょうか?
実は髪の毛のコンディションにも
紫外線の対策は大きく関係しています。
今年の夏は
髪も一緒にケアをして
紫外線に負けないキレイな髪を保ちましょう〜◎
topic
・紫外線が髪に与える影響
・影響その① タンパク質を壊す
・影響その② キューティクルを開く
・紫外線から髪を守る方法
・予防その① UVスプレーを使う
・予防その② UVカット効果のあるスタイリングオイルを使う
・予防その③ 帽子や傘で日差しを防ぐ
・海は特に要注意!
・日焼け後のケア
・家でできるケア
・サロンでのケア
○紫外線が髪に与える影響○
髪の毛が紫外線にさらされると、どんな影響があるのでしょうか?
紫外線が髪にあたると、
毛髪が紫外線を吸収し、アミノ酸を酸化、内部の【タンパク質】を壊します。
そして紫外線の熱で【キューティクル】が開き、
隙間から栄養分や水分が流出するため、髪の乾燥やダメージに繋がります。
なんのこっちゃ?と思われた方、、
詳しくはこの後書いていきますね!
影響その① タンパク質を壊す
まず髪の内部の【タンパク質】ですが
これは髪の毛に取ってとーっても大事な成分。
髪の毛のほとんどがこのタンパク質でできていると言っても過言ではないぐらい
大きな割合を占めている成分です。
タンパク質が破壊されると、
・髪のパサつき
・乾燥によるごわつき
・カラーの退色が早い
・表面の色だけ赤茶色に抜け、明るくなってしまう
・栄養分が抜け、ダメージを感じる
など
髪の不調を感じる原因となってしまいます。
このタンパク質は
上の図の【コルテックス】の部分に多く含まれており、
カラーやパーマが反応する場所でもあります。
タンパク質が破壊されることでコルテックスの部分に空洞ができてしまい、
カラーの染まる部分やトリートメントの定着するところがなくなることで
ダメージや退色を感じやすくなります。
ちなみに、
【メラニン】という成分は紫外線から髪を守ってくれる働きがありますが
カラーをしてメラニンを削っていたり、
過度な紫外線でメラニンが破壊されてしまっていると
より紫外線の影響を受けやすくなり、髪の不調に繋がります。
影響その② キューティクルを開く
紫外線の熱が長時間あたることで
表面の【キューティクル】がパサつき、めくれ上がってきます。
また、表面を守ってくれている油分も失うため
髪が乾燥しやすくなります。
キューティクルがこのような状態になると、
・手触りが悪くなる(ひっかかりやすくなる)
・水分が抜けやすくなるため髪がごわつく
・乾燥しやすくなる
・内部の栄養分が流出しやすい
・ツヤが失われる
など主に見た目や手触りの面で影響が出てしまいます。
○紫外線から髪を守る方法○
一度ダメージしてしまった髪はなかなか元には戻りません。
紫外線を受ける前に予防してあげることが、
髪のUVケアの一番大事なポイントです!
予防その① UVスプレーを使う
まずは顔や体と同じように
髪にも日焼け止めを使いましょう。
特にシャンプーしたての無防備な髪は外部からの影響を受けやすいので、
朝シャン派の方はよりしっかりとした対策をオススメします!
スプレータイプの日焼け止めだと
髪も頭皮も、体にも使えて便利です◎
〈おすすめUVスプレー〉
予防その② UVカット効果のあるスタイリングオイルを使う
スタイリング用のナチュラルなオイルやバームでも、
UVカット効果のあるものは意外とあります。
シアバター(SPF9)
ココナッツオイル(SPF8)
ホホバオイル(SPF6)
アルガンオイル(SPF5〜9)
セサミオイル(SPF4.1〜10)
これらが含まれているスタイリングオイルやバームなどを
出かけるときに付けてあげるだけで、紫外線対策になりますよ!
両手に薄く伸ばしたオイル(バーム)をまずは毛先から馴染ませ、
最後に手に残ったオイル(バーム)で表面をなでるように付けると、
ベタベタせず、キレイにスタイリングできます◎
予防その③ 帽子や傘で日差しを防ぐ
長時間外出する際は
帽子や日傘などで物理的に日差しをシャットアウトするのもひとつ。
髪の長さがある方は、毛先を入れこむようにお団子にするのもおすすめです◎
海は特に要注意!
海水はアルカリ性のため、
髪の毛のキューティクルを開き、タンパク質を溶かしてしまう性質があります。
そこに紫外線がプラスされることで
なんとブリーチしたのと同じぐらいの髪の負担に・・・!
レジャーの予定がある方は
入る前と入った後のケアをしっかりと行いましょう。
〈海に入る前には〉
・海水に浸かる前にシャワーでかみを濡らしておくと◎
髪の毛が水分を含むため、海水が内部に入り込むのを防いでくれます。
・UVスプレーやオイルでしっかり髪を守りましょう!
すぐに洗い流されてしまうので
こまめな塗り直しも必須です。
・髪の長い方は、三つ編みやお団子などできるだけコンパクトなヘアにすると
紫外線や海水にさらされる面積が小さくなります。
〈海から出た後は〉
・すぐにシャワーで海水を洗い流しましょう!
海水が付いたまま髪が乾くと、塩分がキューティクルに傷をつけてしまいます。
・洗い流さないトリートメント(乳液タイプがおすすめ!)で
しっかりとケアし、なるべく早くドライヤーで乾かしてあげてくださいね。
○日焼け後のケア○
日焼け後の髪はとってもデリケート!
しっかりUV対策をしていたのに焼けてしまった・・・という方は
しっかりと優しいアフターケアが大事です。
家でできるケア
日焼けで負担のかかった髪に、引っ張ったりこすったりなどの摩擦は
絶対にNG !!
もこもこの泡で優しくシャンプー
+
毛先に重点的にトリートメントを馴染ませると◎
乾かすときのアウトバストリートメント(流さないトリートメント)も
お忘れなく!
日焼け後は乾燥しやすいので
クリームタイプや乳液タイプのものがおすすめです。
お風呂からあがったらなるべくすぐに
ドライヤーで乾かしましょう。
サロンでのケア
一度パサつきやダメージが起こってしまうと
なかなかホームケアでは元に戻りづらいかと思います。
そんなときは
サロントリートメントで内部補修のスペシャルケアをしてあげましょう。
紫外線で失われた内部のタンパク質が補充されるため
乾燥やごわつきをしっかりとケアできます。
ヘアケア方法や髪質改善でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください!