ご覧いただきありがとうございます。
UNBIRTHDAYの中務(ナカツカサ)と申します。
少しでも多くの方に髪の悩みには解決方法があるということを知っていただきたくこのホームページを作りました。
ヘアースタイルには人生を 少し豊かにする力があります。
髪型が変わって「明るくなったねと言われた」「書類面接に受かりやすくなって就職も決まった」「恋人ができた」「営業が上手くいくようになった」こんな話を耳にすることもあると思います。
これは本当のことで、そういう力がヘアースタイルにはあるのです。
ただ、裏を返せば髪型で損をしたり、毎日浮かない日が続いたりする原因にもなり得ます。
どうしても髪型がしっくりこないけど、その理由がわからず長年ずっと悩んでいる人、もしくは諦めかけている人がいます。
自分自身がそうであり、悩みつづけた私が美容室を開いたきっかけと思いを、幼少期からお話したいと思います。
そんな時、同じ町外れに「バーバー」という理容室ができました。
少しアットホームな雰囲気もあって、勇気を出して行ってみたのです。
その頃から、江戸川乱歩の怪奇小説を夜な夜な布団の中で隠れて読んでいて目が極端に悪かった私は、カットが終わりメガネをかけるまで自分がどんなヘアスタイルかはわかりませんでした。
首についた髪の毛をはらってもらい、いざメガネをかけ変身した自分を初めて見て、こう思いました。
「ああ。。」
「昨日髪を切ってきたクラスの田口くんと全くおんなじ髪型だ。」
「一昨日髪を切ってきた前田君とも一緒だ。」
彼らはとてもこざっぱりとして似合っていましたが、私は周りの友達と寸分変わらぬ髪型がどうしても自分には似合ってないように感じて、伸びてボサボサになるまでの時間を毎日憂鬱な気持ちで過ごしました。
何度かそこに髪を切りに行くうち、髪を切るのが苦手になったのです。
小学校6年生の卒業アルバムの私はかなり髪が長く、中学生になり校則が厳しくなっても出来るだけ何かと言い訳を作り髪を切りに行くのを先延ばしにしていました。
その度生徒指導の先生に厳しく叱咤される日々。「なぜ髪を切るのが嫌なんだ」と。
自分でもよくわからない悩みをうまく説明できることもなく、ますます髪を切ることが苦手になりました。
髪を切ると、どうしても変なのです。変にしかなりませんでした。しっくりこないのです。
ボサボサに伸びるまで続く憂鬱な日々。特にオシャレに興味があったわけでもなく、服に興味が出たのもずっと後のこと。
とにかく、自分に似合わない気がする、でも何が原因かわからない気分の上がらない髪型。
毎日を過ごすのにどうもテンションが上がらず引っかかったままでした。
結局、この髪切り恐怖症は中学3年の夏に憧れた先輩に紹介された美容室に行くまで続きました。
ですが、それをきっかけに「美容師さんってすごい、自分もなりたい!!」と思ったわけではなく、ましてや地元の理美容室が悪いと思ったこともありません。
周りの通ってた人は父や母を含め皆満足していたのですから。
ただ世の中には、私のように髪型がどうしてもしっくりこなくて、でもその理由がわからずにずっと悩んでいる人がいるはず。
その人たちのなんともいえない気持ちが私には痛いほどよくわかります。
そしてそれが解決した感動と、それ以降の毎日の気持ちの変化はとても大きかったのです。
髪でライフスタイルは良くも悪くも変わります。
「髪や似合わせで悩みを持つ人を助けたい」
言葉にするととても青臭く恥ずかしくもあるのですが、そんな悩みを解決できる、まるでヒーローになれるような気持ちでこの仕事を選びました。
この「髪で困っている人を助けたい」という気持ちは今もなお私の美容師としての根本にどっしりとした幹となっています。
共感してくれたスタッフが私の思いを受け継ぎ、より強いものとなって、今多くの髪で悩んでいる方の力になれていると感じています。